弁護士が教える「仕事ができる」と思わせるコミュニケーション能力獲得方法

交渉や営業はおろかコミュニケーション能力の低さから弁護士の仕事で苦労してきた筆者が教える最強人間心理攻略コミュニケーション術! 弁護士鈴木大輔(でにす・ろー)のブログ

コミュニケーション能力が低い人は仕事ができない? 

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仕事ができるのに、コミュニケーション能力が低い人は周りにいませんか?
またコミュニケーション能力が低い人は、仕事ができない人だと思っていませんか?

 

コミュニケーション能力と仕事ができる・できないの関連性について書いてみたいと思います。

 

 

コミュニケーション能力が低い人は、人間関係とは別の分野で仕事に徹底的に取り組んだら、ものすごい能力を発揮するというイメージが有ると同時に、同僚として働きにくいとか、意思疎通が測れずに仕事が効率的ではなくなるなどのマイナスイメージもついて回りますよね。

 


それに、仕事はやっぱり職場の人間関係、お客さんとの人間関係、取引先との人間関係など、コミュニケーション能力が低いままでひどくハンデになることばかりです。
もくもくとパソコンだけとにらめっこしていればいい職場なんて殆どありません。
結局、自分の作ったものを人と意思疎通していかないといけないわけで、ある一つの仕事が完璧でも、総合的には仕事ができなくなる人もいるんじゃないかと思います。

 

実際に、マイナビニュースによると、

【周りにコミュニケーション能力がないけど仕事ができる人がいるか】の問いに、
多くの人がいないと応えています。

はい 19.6%
いいえ 80.4%

 

仕事ができるという印象の中には、研究開発力、技術力、分析能力が高い、仕事が早い、計算能力が高い、専門分野に優れている、などで評価されているようですね。

 

ただし、協調性がない、それ以外ではミスが多い、基本的な挨拶ができない、報連相が全くなっていない、とっつきにくい、声が小さく聞き取りづらい、コミュニケーション不足で外部とトラブルをしょっちゅう起こす、などの印象が持たれているようですね。

 

しかし、注目すべきは8割の人が、コミュニケーション能力がない人は、仕事ができないという印象だという現実です。
仕事ができないというレッテルを貼られたら、それこそ仕事がやりにくいですし、仕事をしっかりこなしても、報連相の段階で意思の疎通にギャップが生じると、仕事そのものも評価が低くなります。

 

それにコミュニケーション能力がない人は、他の人間に手柄を取られてしまう確率が高まるということです
真面目にコツコツと仕事をしても、おいしいところは他人がとってしまう。
普段からコミュニケーション能力を発揮していれば起きなかったことでも起こりうることです。

 

特殊な研究職にいないのならば、やはり仕事ができて、相手から承認欲求を満たされ、自己承認欲求も高まっていくためには、コミュニケーション能力は必要だと思います。
僕もコミュニケーション能力に不足をきたさなくなってから、明らかに仕事ができるようになりました。

 

また周りが自分を見る目も変わってきます。コミュニケーションが周りと円滑になるとミスをしても許してもらえます。もしコミュニケーションがとれていなかったら少しのミスを許されないばかりか、次にミスをしないように緊張し、ミスを逆に誘発してしまうことになると思います。緊張したら普通にやることすらできなくなります。僕もその悪循環に入っていました。

 

職場はチームです。会社でも弁護士事務所でもスポーツチームでも、人間関係が基本です。個々の能力がどんなに高くても、コミュニケーションが疎遠になっているチームの成績は悪いですよね。つまり仕事ができない人たちになってしまいます。

 

仕事ができる人間になる近道は、コミュニケーションが能力を上げることだと思います。