弁護士が教える「仕事ができる」と思わせるコミュニケーション能力獲得方法

交渉や営業はおろかコミュニケーション能力の低さから弁護士の仕事で苦労してきた筆者が教える最強人間心理攻略コミュニケーション術! 弁護士鈴木大輔(でにす・ろー)のブログ

弁護士が教える脳を動かす会話術 聞き上手にコミュニケーション能力の低い人間はいない

 

f:id:lawernegotiation:20181209124028p:plain

劣等感があっても、コミュニケーション能力は向上できる 

うまく話せなくても、自分の話術に劣等感が強くても問題ないですよ。
べらべら話して、相手の脳を動く(心が動く)なんてことはほとんどありません。
もしあなたがうまく話そう話そうと頑張りすぎていたら、その労力は無駄になります。

 

話す分だけバカを見ることになりますし、そのエネルギーを使った分だけ、今度はもっと話すことが苦手になるはずです。
空回りして、相手との距離がどんどん離れていく経験はありませんか?

 

話し上手は会話の能力が高いわけではない

コミュニケーション能力が高い人を見ていて誤解してしまう点は、話し上手だと思ってしまうことです。
それは大きな間違いです。


本当にコミュニケーション能力の高い人は聞き上手な人にほかなりません!
いい聞き手になることは、うまく話そうとすることよりもエネルギーを浪費しないし、相手の印象もとても良くなります。
そして、相手の脳が勝手に動いてくれるようになります。
そうなったら、あなたも話しやすい状況になるでしょう。

 

人間力がない能力の低い僕が決定的に足りなかったもの

僕は弁護士として落ちこぼれでしたが、一番の欠点はまさにコミュニケーション能力であり、いい聞き手になる能力でした。
話下手であることにとても劣等感があったので、うまく話すことばかり腕を磨いてなんにも上達しませんでした(これはショックです。あれだけ努力したのに!)

 

完全にいい聞き手になってが上げる考えが、脳みそから完全に抜け落ちていました。
コンプレックスのために脳の視野が狭くなるって本当に怖いことですよね。
弁護士の仕事も、クライアントさんからうまく話を引き出すことにあります。
それができない弁護士は信用されないし、そもそも契約しようなんて思いません。

 

仕事がめちゃくちゃできる弁護士ほど聞き上手だった!?

非常に説得力のある弁護士さんの多くが、実は聞き上手だったんだなという印象です。
話し方ばっかりみていたらわからないことですが、いくら饒舌でもクライアントさんが「こいつ人の話を聞いていないな、自分のことばっかり」と思ってしまったら、絶対に心を許さないでしょう。
饒舌でも話し上手でもないしコミュニケーション能力の達人でもなく、じつは低い能力しか持っていないんですね。

 

弁護士の仕事に限らず、交渉や営業では、相手側の主張を聞いて、受け入れてあげることが大事です。

 

相手は話したがっている、聞いてもらいたがっている

相手は伝えたいことがかならずあるはずです。
なければそもそも交渉したり、相談したりしてこないわけで、その気持ちを充分に汲むことが大事。
受け入れる度量を持ちましょう。
 

相手も伝えたいことがある分、結構論理的に話せないこともよくありますが、そこを整理してあげたり、相手の言い分を相槌をして聞いてやるだけでいいです。
相手はわかってくれている安心感から心を許していきます。
それは同時に、相手の言い分も聞いてあげようと無意識的に思うことになるわけですね。

 

聞き上手になれば8割は話し上手になれたも同じ  

もし相手の言い分にちょっと受け入れがたいものがあって修正したいと思っても、相手の感情を受け入れた上でないと、相手はますます意固地になってしまいます。
自分の言い分は後からいくらでも言えるので、とにかく聞き手になりましょう。
特に興味と関心を持って効くと、相手の脳はますますやられます。

 

先にうまく話そうと焦ってしまうと、相手の話も十分に聞かないままに自分の話をし始めてしまい、相手の不満ありげな表情を見て、自分の話が滑ってしまうだけです。
話下手な人ほど陥る罠なので(これを繰り返すと本当にコンプレックスの塊になります!)、話そうとする姿勢を全部捨ててしまいましょう!

 

コミュニケーション能力の低い人の特徴 

コミュニケーション能力の低い人は、じっくり人の話を聞くことができていません。
もともと人間関係が苦手で話を早く終わらそうとか、この緊張状態が嫌だから早めに切り上げたいという気持ちが、話そうとして空回りする失敗に終わります。
だからもっと人間関係が苦手になって、コミュニケーション能力の低いまま同じことを繰り返していくわけですね。

 

仕事ができる人間(営業がうまい人、交渉の達人)は別に話し上手なわけじゃないですが、実はとんでもない聞き上手なわけです。
聞くことは我慢すれば徐々にできていきます。
相手を気持ちよくさせるのはとにかく聞いてあげること、もっと相手に話したいと思わせることです。

 

練習相手はたくさんいます。毎日が修行!

僕も弁護士の新人時代に死にたくなるほどコミュニケーション能力の低さで落ち込んでいた時、聞き上手になるように徹してからは、相手の反応が明らかに変わりました。
僕の中から緊張や焦りも徐々になくなっていき、相手の気持がほぐれた後で、自分の主張も言えるようになっていきました。
不思議と相手が受け入れた時、聞き上手の魔力を痛感しました。

本当に聞くことは大事です!

 

lawernegotiation.hatenadiary.com

 

 

lawernegotiation.hatenadiary.com

 

 

lawernegotiation.hatenadiary.com

 

 

lawernegotiation.hatenadiary.com