弁護士が教える「仕事ができる」と思わせるコミュニケーション能力獲得方法

交渉や営業はおろかコミュニケーション能力の低さから弁護士の仕事で苦労してきた筆者が教える最強人間心理攻略コミュニケーション術! 弁護士鈴木大輔(でにす・ろー)のブログ

会話が怖い、コミュンケーションに引け目を感じる そんな僕が弁護士になっても仕事ができるわけがない

 

悩んでも考えても解決ができなかったコミュニケーション問題

最悪でした。
僕なりに乗り越えるための知識や法則を知ろうと努力しましたが、現実に適用できませんでした。

なんで俺だけ会話が苦手なのだろう 。WHY?
みんなうまく話すことができてうらやましいと思っていました。
特に学生時代なんかは、恋人ができている男が羨ましかった。
そんな人間に引け目を感じていましたね。

羨ましくないと思っても、無意識や本心では、煮えたぎるくらいの嫉妬と憎悪があったんだと思います(名誉のために言っておくと、今は幸せに過ごしているカップルを見ると、微笑ましくなります)。
それは、ブーメランとして、僕の無意識に劣等感を刻み込んでいました。
この繰り返しです。

だから、それがも嫌で嫌で、頑張ってうまく話そうとするんだけど、そわそわしている相手を見て、ますます会話恐怖症に。
俺のどこがいけないんだ!!という毎日。
やり方が悪いんじゃなくあて、僕の存在価値の低さが原因かもと思っていました。
認めたくなかったけれど…
まだ反発して頑張ろうと思えていた頃はマシです。

その後、僕がいるとすべてがぎこちなく変わって、うまく流れなくなるという自信喪失状態になりました。
二人が会話している中に参加すると、二人とも気まずかったり、逆に気を使われたりして申し訳なかったり…

 

弁護士の夢を実現したあとに残った、空っぽな存在。ただの人間力のない資格人間

そのコンプレックスの反動で、僕は絶対に弁護士になって見返してやる、自分を証明してやると決意しました。
いじけきって、人生を情けなく過ごすことだけは嫌だったし、そこはいい意味で反動を使えたと思います。

でも、弁護士になったことは、第二のコンプレックスの人生の幕開けとなったのです。
それまでは、弁護士になったらすべてがバラ色になるなんて夢想をして頑張ったけれど、目標を実現してしまったら、あとに残ったのは、裸の人間力のない僕という存在だけ…

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